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社会保険改正について
社会保険の適用拡大は、パートやアルバイトなどで短時間労働している非正規雇用者が、正規雇用者と同じ社会保障を受けるために必要な施策として進められています。社会保険は事故やけが・病気などで働けなくなったときのリスクに備えるための保障制度で、会社員が加入する主な社会保険は健康保険と厚生年金です。現在の制度では健康保険は最長で74歳まで、厚生年金は70歳まで加入可能です。社会保険に加入すると、従業員は毎月の給与(役員は役員報酬)から保険料を支払います。なお、社会保険に関する保険料は労使折半とされ、事業所が半額を負担することになっています。
2024年10月から、従業員数が「51~100人」の企業等で働くパート・アルバイトの方が、新たに社会保険の適用となります。
加入対象者の方は、(1)週の勤務時間が20時間以上 (2)給与が月額88,000円以上 (3)2ヶ月を超えて働く予定がある (4)学生ではない(下表※1)となります。
加入される方のメリットとして、傷病手当金の保障などの「医療メリット」、将来受け取れる年金額が増額するなどの「年金メリット」があります。
デメリットとして、現在扶養に入っている方は、新たに社会保険料が発生すること、配偶者の会社で支払われている「家族手当」「配偶者手当」の対象外となる可能性があることにも留意が必要です。
事業所としては社会保険料が労使折半とされているため、社会保険料の負担が大きくなります。また、パート・アルバイトの方が社会保険の適用要件に該当するかの確認、社内で説明の機会を設けるなどの対応が必要となります。
出典:厚生労働省 社会保険適用拡大 特設サイト
(※1)厚生労働省「社会保険適用拡大のこんなとき!どうする?手引き」
担当 株式会社マルエイソリューション
ウィッシュ事業部 北関東支店 新井政男
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