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組織とは?
知の『探索』と『深化』という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
知の『探索』とは、自身・自社の既存の認知の範囲を超えて、遠くに認知を広げていこうとする行為です。一方、知の『深化』とは、自身・自社の持つ一定分野の知を継続して深堀りをし、磨きこんでいく行為です。
この両利きの経営を行えている企業ほど、イノベーションが起き、パフォーマンスが高くなる傾向が実証データでも明確に示されています。(チャールズ・A・オライリー著「両利きの経営」参照)
これからの時代は、既存事業を『深化』して収益力・競争力をより強固にする経営と、一方でイノベーションによる新たな成長機会を『探索』し、ビジネスとしてものにしていく経営の両方が求められます。
人は、何か新しいことを試みようとするとき、自分が知っていることだけに囚われがちです。そういった狭い範囲の考え方から脱して、新しい知見に触れることが、ここでいう「イノベーション」につながるのだと思います。
そのためにはまず、自分の持っている知識、「人の認知」というものは、必ず限界があることを知っていないといけません。広い世界の中で人間が認知できるのは、目の前の一定範囲に限られ、そこにあるものだけで世界が構成されているように考えてしまいがちです。しかし、現実の世界では、自分が認知している範囲外には、もっともっと多くの良い選択肢があるということに気づくことからがスタートだと私は思います。
組織というのは一人ではありません。わが社にも多くの社員がいます。そして一人一人が自分の知見を持っています。その知見を集結することで、自社の認知の範囲外(新規事業)に積極的に挑戦していくことができます。
今月は、弊社の半期に一度開催するウィッシュ事業部の全社合同会議があります。
ここでも、社員一人一人の保険業務に関する知識を『深化』させるとともに、一人一人が新しい成長機会を『探索』できるよう取り組み、皆さまに新しい付加価値を提供できるよう励んでいきたいと思います。
専務取締役 澤田
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